一枚板の乾燥は、テーブルづくりの「要」です

 

一枚板、無垢板を使った家具にとって「乾燥」はとても大切な工程です。

 

一般的に無垢の木は、伐採時多くの水分を含んでいます。手で触れても濡れてる感じがわかります。

その無垢の木を一枚板に製材して、すぐ家具に加工してしますと、その一枚板から水分が抜けると同時に細胞が縮み、反りや割れが起きてしまいます。

 

これは一枚板にとって当たり前ともいえる現象です。その反りや割れを完全に防ぐことはできませんが、可能な限り不具合が生じない状態に仕上げるために、丁寧にじっくり乾燥させてゆきます。

 

乾燥工程には2種類あり、「自然乾燥」、「人工乾燥」の順に行います。

 

 

・自然乾燥

 

自然乾燥とは文字通り自然に任せて乾燥させることで、丸太から一枚板に製材してすぐに行われる乾燥工程です。

「桟積み」して風通しの良い場所に置くことで、一枚板の水分を徐々に抜いてゆきます。杉45mm厚の一枚板で約1年、欅材では3から5年くらいかけて自然乾燥を行います。

 

 

一般的に含水率が30%をきると反りや割れが出てきます。割れやすい場所には割れ止めを塗り、乾燥場所を変えながらじっくり時間をかけて乾燥を進めます

 

木の店木楽では、木造住宅の構造材に使用される木材の含水率、19%から15%くらいになった一枚板を、自然乾燥の終了としています。日本の気候ですと15%が自然乾燥の限界といわれています。

 

 

・人工乾燥

 

木の店木楽では、自然乾燥と同様にじっくり行う人工乾燥を施します。

湿度、温度を調整しながら徐々に水分を抜いてゆきます。途中に休みを入れつつゆっくりと乾燥させてゆきます。

そうすることによって、反りや割れの少ない安定した一枚板を作ります。

 

 

でもなぜ人工乾燥しなければならないのか。

それは現代の住宅環境にあるといえます。昔と違いエアコンなどの暖房で、室内の湿度が30%を下回ることも珍しくありません。

実は一枚板にとってその環境は良いとは言えないのです。冬の乾燥した室内は一枚板の乾燥も進めてしまい、反りや割れの原因となります。

 

木の持つ水分を自然乾燥では届かない範囲まで、あらかじめ人工的に抜くことによってご納品後の乾燥を防ぐのです。人工乾燥はそのために行います。

木の店木楽では、毎日乾燥庫内の一枚板を確認して含水率を10%前後まで下げてゆきます。

人工乾燥後は一枚板を外気に触れさせて乾燥工程が終了となります。

 

手間暇のかかる工程ですが、省くことのできない大切な工程です。

また、とても気をつかう工程でもあり一枚板のテーブル、カウンターを安心してご使用いただくための「要」と言えます。

 

 

木の店 木楽

埼玉県八潮市古新田707

http://ki–raku−t.com

 

 

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